【暖房便座ユニット交換】TOTOウォシュレット/TCF4721型:暖房便座の付け根が割れてしまった時の部品交換方法と必要な道具を解説します。

2010年以降に設置したウォシュレットで『暖房便座の付け根が割れてしまった』という不具合が起きたら、もしかしたらこの記事が参考になるかもしれません。
今回は『TCM7347R/暖房便座ユニット』という部品の交換で修理が出来ました。
この作業…ウォシュレットの分解が必要な為、本当はTOTOメンテンナスさんの作業領域ですが、今回は知り合い宅かつ使用9年目で取替も検討されており、色々なリスク面をお客様よりご了承頂けた為、私がやってみちゃいました。
※実は過去にTOTOメンテナンスさん立ち合いで同様の修理を見ておりまして「なんかできそうだな…」と思ってました。
ここでは『TCF4721/アプリコットF2』というウォシュレットを例に詳細を見ていきたいと思います!

※当内容は不具合改善を約束するものではありませんので予めご了承願いますm(__)m

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目次

どんなウォシュレットが対象?

TCF4721型
同時期のアプリコット(『瞬間暖房便座』を除く)は同様かもしれません。

付き合いのある業者さんに部品を教えて頂きましたが、やはり本来TOTOメンテンナスさんの領域の為、他機種の部品確認までは出来ませんでした。
同時期のネオレストやアプリコットなど他にも同じ便座の機種がありそうですが…。

製品の外観を撮影した写真
便ふたを開いた所によく有るセンサー(黒い窓)が無くスッキリした外観の機種です。

今回の不具合について

暖房便座の付け根が割れてしまい、下記のような症状が発生します。

  • 便座がガタつく。
  • 便座が外れる。
  • ウォシュレットが動かない。

最近の機種は便座の付け根にスイッチが組み込まれており、人が座った重みでスイッチが入ってウォシュレットが作動する仕組みになっている為、便座が壊れて据え付けが悪くなるとスイッチが入らずにウォシュレットが動かないといった症状に発展する場合があるみたいです。

不具合の状態を撮影した写真

不具合の関連部品について

今回は暖房便座ユニットの交換です。

TCM7347R#SC1/暖房便座ユニット
※品番は2021/07現在。

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部品品番最後の『#SC1』は色記号になりますので、使用中のトイレの記号に合わせて手配しました。
※便ふたを開けた所に品番と一緒に書いてあります。

部品名の通り暖房便座のヒーターが組み込まれているようなので、『便座が冷たい』などの不具合の時にも使えるかもしれません。

瞬間暖房便座のタイプは、別素材の部品が設けられているようです。
恐らく作業工程はそう変わらないと思いますが…

新旧の部品を比較した状態を撮影した写真

作業について

いよいよ作業についてです。

作業前の注意

一応電気が通っている部品の交換なのでコンセントは抜いておきます。

作業時間

作業時間は30分前後でした。

有ると良い道具

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー

作業手順

①安全確認します。

コンセントを抜いてウォシュレットが動かなくなった事を確認します。
リモコンや自動でトイレが流せる機能がある場合は、右後ろに洗浄用コネクタが有るはずなので抜いた方が作業しやすいです。

洗浄コネクタがあるかもしれない箇所を撮影した写真

上図赤丸部のプラスチック部品がコネクタ抜け防止のキャップになっています。

②ウォシュレットの便ふたを外します。

やわらかいプラスチックなので勇気を出して『グニッ』とすれば広がって外せます。
外す時は『左⇒右』、取り付ける時は『右⇒左』と着脱します。
ここはお掃除の一環として取扱説明書にも載ってます。

便ふたを取り外す状態を撮影した写真

③ウォシュレットのケースを外します。

まずはウォシュレットを便器から外します。(向かって右奥に着脱スイッチがあります)
次にウォシュレット背面にあるビス1本と脱臭排気口のカバーを外します。
最後にウォシュレット前3か所と後ろ1か所が爪ではまっている為、固い場合はウォシュレットをひっくり返してマイナスドライバーでこじって開けます。

ケースやカバーを取り外す状態を撮影した写真

ひっくり返す時は便座がガタガタしたり外れて落ちたりしないように気を付けます。
後ろの爪1か所はちょっと分かりづらいので、ひっくり返したウォシュレットを元に戻してからゆっくりやっても良いかもしれません。

復旧時は、ケースを戻した後に爪の部分を上から叩いて「パチン」と爪がはまり、ケースが浮いていない事を確認します。

④ケース内の配線の状態を覚えます。

どうでも良さそうで意外と意味がある事もあるようなので、一応写真を撮っておきます。

ウォシュレット内部の状態を撮影した写真

配線の状態をこまめにカメラなどでしっかり記録しておくと戻す時に安心です!

⑤暖房便座ユニットを交換します

下図①~④のコネクタを抜きます。

コネクタを外すと便座周りがフリーになるので、廊下などの広い所へ持ち出しちゃいます。

取り外すコネクタを撮影した写真
『便座用ソフト閉止ユニット』と『着座スイッチ』を取り外します。

新しい暖房便座ユニットを付け替える時に邪魔になるので外します。

便座交換時の状態を撮影した写真

『便座用ソフト閉止ユニット』を固定しているビスが小さいので無くさないように注意!
※私無くして結構探し回りました(^^;)

ここまでの工程が出来れば『ソフト閉止ユニット』と『着座スイッチ』交換もできちゃいそうですね!

暖房便座ユニットの付け替え

まずは便座の着座スイッチ側をケースに差し込み、便座を全開くらいの位置に合わせながら、ソフト閉止ユニットを便座の穴に差し込んでビスで固定します。

便座交換後の状態を撮影した写真

便座の着座スイッチ側が突起になっている為、先にケースに差し込んでおかないと付け替えできません。

⑥逆手順で復旧します

順番に戻していけば大丈夫ですが、着座スイッチの所だけ配線を噛み込まないように注意します。

復旧時の状態を撮影した写真

⑦最終確認

作動確認と水漏れ確認し異常が無ければ完了です。

まとめ・管理人の所感

何とか出来ました!
これが出来れば、途中で外した『ソフト閉止ユニット』と『着座スイッチ』交換もできそうです!
電化製品(メーカーメンテ必須)の為、作業Lv.5にしますが…実際は4?くらいですかね(^^;)
部品の付け替え時に気が付きましたが、少し便座の付け根の形状が変わってました。
他機種との統合なのか改良なのかはわかりませんが、さすが大手さん、しっかり研究対策されているんだなと思いました。
いつまでも不具合そのままのメーカーさんもありますからね…(^^;)
ウォシュレット自体が耐用年数10年、自分で手を加えるとメーカー保証が受けられない、何かあった際に自己責任という事も有り、お勧めするものではありませんが…。

ちなみにメーカーさんにメンテナンスを頼むと200000円いかないくらいだったと思います。
※価格は2021/07現在。

以上、暖房便座ユニット交換でした。
少しでもご参考になると嬉しいです。

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