2000年頃以降に設置したタンク式トイレで『タンク手洗いの水が弱い・乱れる』という不具合が起きたら、
もしかしたらこの記事が役に立つかもしれません。
『HH0704/フィルターユニット』という部品の清掃で直りました。
ここでは『SH31BA/防露式手洗付密結形ロータンク』というタンクを例に、その不具合を修理した時の詳細を見ていきたいと思います!
※当内容は不具合改善を約束するものではありませんので予めご了承願いますm(__)m
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どんなタンクが対象?
今回修理した『SH31BA』と同じ構造と確認できたのは下記品番のタンクです。
なので、下記品番のタンクであれば同様の修理になる可能性が高いです。
手洗い無し
SH30BA/SH30BAK/SH32BA/SH32BAK/SH350BA/SH350BAK/SH380BA/SH380BAK/SH670BA/SH670BAK/SH680BA/SH680BAK/SH80BA/SH80BAK/SH90BA/SH90BAK/SJ80BABF/SJ80BAKF
手洗い有り
SH31BA/SH31BAK/SH33BA/SH33BAK/SH351BA/SH351BAK/SH381BA/SH381BAK/SH671BA/SH671BAK/SH681BA/SH681BAK/SH81BA/SH81BAK/SH91BA/SH91BAK/SJ81BABF/SJ81BAKF
また、タンク内が下画像のような外観の場合は『SH31BA』と同じ構造の場合が多い為、
当記事と同様の修理になる可能性が高いです。
従来の風船のような浮玉ではなく、小さなお椀上の浮き球 で、浮き球の根元が分解できそうな外観をしています。
今回の不具合について
「タンク手洗いの水が弱い・乱れる」以外にも「手洗い管から水が出にくい」としてご相談を頂く事があります。
今回はフィルターユニットのゴミ詰まりを見ていきますが、仮にゴミが詰まっても、よほどで無ければ『チョロチョロ』と少量の水は出ます。
「突然全く水が全く出なくなった」、「タンクの中で『シューシュー』音がする」などの症状がある場合は、『ダイヤフラム』という別部品の不具合の可能性もありますので、良ければ下記リンクもご覧下さい。
不具合の関連部品について
今回は『HH0704/フィルターユニット』を見ていきます。
COM-ET HPより引用
●HH0704/フィルターユニット/¥780(税込¥858)
※価格は2023/01現在。
作業について
いよいよ作業についてです。
ざっとした流れは、
タンクふた等の外装品を外す⇒フィルターユニットを取り外す⇒清掃(交換)する⇒逆手順で戻す
といった流れになります。
細かく見ていきましょう。
作業前の注意
必ず元栓か止水栓で水を止めて下さい。
コンセントが有れば念の為に抜いてから作業する事をおすすめ致します。
作業時間
私が作業する時は10分前後が多いです。
有ると良い道具
汚れを拭いたり、こぼれた水を拭く為のタオルは用意した方が良いと思います。
それ以外は特に必要無いと思います。
作業手順
①安全確認します。
元栓か止水栓で水を止めて、タンク内の水を抜きます。
(ウォシュレットなどのコンセントが有れば念の為にコンセントも抜きます)
水を止める理由
水を止めなくてはならない作業で、水を止めずに作業してしまい家中が水浸しになったお客様を何度か目にしています。
もう本当に目も当てられませんでした…水は必ず止めましょう。
器具の止水栓は極稀ですが折れたりする事が有るので、固くて回らない場合や、ぐらつきが激しい場合は無理をせず家の水道メーターで止めるのが良いと思います。
タンク内の水を抜く理由
慣れない作業だと外した部品をタンク内に落とす事が有ります。
拾えば良い話なのですが、拾おうとタンク内に手を入れて探ったりしていると、
何かの拍子に排水の弁が開いて落とした部品が便器の方へ流れて取り出せなくなってしまう事が有ります。(経験談)
私のようなドジっ子で無ければ良いのですが、タンクの水は抜いた方が安心だと思います。
②『タンク蓋』と『樹脂カバー』を外します。
- タンク蓋は置いてあるだけなので持ち上げて外します。
- 樹脂カバーもはまっているだけなので上に持ち上げて外します。
年代によってはフィルターにカバーがしてある場合がありますので取り外します。
③フィルターユニットを取り外します。
フィルターユニットを最後まで左に回したら引き抜きます。
※右画像は色々部品が外れておりますが、別作業を同時に行っていた為で、ここまで分解する必要はありません。
稀にフィルターだけが本体側へ残り、オレンジの部品だけが抜けてくる事があります。
そうなると、本体に残ったフィルターがなかなか抜けず、抜く途中に大体網が破れたり壊れてしまいますので気を付けます。
軽く引っ張って抜けないようであれば、交換品を用意するか、フィルターを本体に残したままで軽く掃除して戻すのが無難かもしれません。
④掃除した(もしくは新品)フィルターを戻します。
③の逆手順で戻します。
しっかり取りついていないと水が噴き出す可能性がある為、きちんと取りついているかしっかり確認します。
⑤最終確認
作動確認と水漏れ確認し異常が無ければ完了です。
まとめ・管理人の所感
しっかり水を止めて落ち着いてやれば難しくない作業です。
記事を読んでなんとなくイメージできる方は挑戦してみても良いかもしれません。
以上、フィルターユニット清掃でした。
少しでもご参考になると嬉しいです。
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