よくお風呂で使われている、下図のような水栓を『サーモスタット水栓』と言います。
温度調整ハンドル(左)を目盛に合わせて、開閉ハンドル(右)を回せば、お好みの温度で水が使える便利な水栓です。

こんな感じでハンドルでは無く、ボタンのタイプも有りますが「回す」か「押す」かの違いで、構造自体にそこまで大きな違いはありません。

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内部イメージについて
ざっくり分解するとこんな感じです!
※とっても雑なイラストですみません…良い資料を入手出来たら更新します(^^;)

①配管(逆止弁の所)から湯水が入る。
②『温度調整ユニット』で適温に混ぜ合わされる。
③ハンドルを回す(押す)と『開閉バルブ』が開きシャワーとカランに切り替えられて吐水される。
主要部品の役割と修理について
耐用年数について
そもそも何年位が使用の目安か気になると思います。
業界的には…
- 水栓本体…10年
- 消耗部品…5年
と言われているようです。
…なんか「消耗部品5年」と言われると、ちょっと早い気もしますよね(^^;)
ですが、一応設計上の目安は、「中の部品をメンテナンスしながら10年位」と言う事になります。
現実は20年以上使えている方も居ます。
最近では水栓本体の価格もだいぶリーズナブルになって来た為、取替可能な水栓であれば10年経ったら気分一新で取替も良いと思います!
『逆止弁』(チャッキ弁)について
水栓の根元に付いてる部品で『チャッキ弁』と呼ばれる事もあります。
湯水の入り口の部分に付ける事で逆流を防ぎ、給湯器やポンプなどに悪影響を与えないように設置されています。
不具合が分かりづらく、最悪は給湯器などの設備機器へ悪影響を与える可能性が有る為、予防の意味で3~5年での早め交換を推奨されているようです。
これはほとんどの水栓メーカーさんが同じ案内をしている為、業界でのルール的な事になっているのかもしれません。
とは言っても車のように車検があるわけでもないので3~5年で交換って忘れちゃうし、なかなか面倒ですよね…。
実際マメに逆止弁交換されているお客様はあまり見た事が無いです(^^;)
メーカーさん的にはあまり良くないのかもしれないですが、別の不具合が起きた時に「ついでに交換」というのが多い印象です。
修理…使用「10~15年」前後で、何かのついでに修理する事が多いです。
費用…業者さんに頼むと「10000~15000円」前後が多いです。
(あくまでも参考程度でご認識ください)
『温度調整ユニット』について
向かって左側ハンドルの内部にあり、温度の調整をしています。
温度調整ユニットの中にバネのような部品が入っていて、温度によってバネが伸び縮みして湯水の取り込み量を調整し、適温を作ります。
修理…使用「10~15年」前後が多いです。
費用…業者さんに頼むと「15000~20000円」前後が多いです。
(あくまでも参考程度でご認識ください)
『開閉バルブ』について
ハンドル式のタイプ
向かって右側ハンドルの内部にあり、水の出し止めをしています。
開閉バルブの中に、水の出口と、出口を開け閉めするシャッターのような部品が入っていて、ハンドルを回すとシャッターが動いて水を出し止めします。
ボタン式のタイプ
押しボタンの内部にあり、ボタンを押すとバルブ内の弁が動いて水を出し止めします。
修理…使用「8~13年」の間くらいが多いです。
費用…業者さんに頼むと「12000~17000円」の間くらいが多いです。
(あくまでも参考程度でご認識ください)
まとめ・管理人の所感
いかかでしたでしょうか?
サーモスタット水栓はすごく便利で長持ちしますし、修理も手軽なのですごく良い水栓だと思います!
部品の役割などが分かると、もしも不具合が起きた時などになんとなく心構えができて少しは安心かと思います。
以上、「浴室サーモスタット水栓の構造について」でした。
少しでもご参考になると嬉しいです。
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