【まめ知識】ダイヤフラム式タンクの構造を分かりやすく解説します。

下図のようなタンクを『ダイヤフラム式タンク』と言います。
タンク内浮球の付け根がナットやビスで分解できるようになっており、そこに『ダイヤフラム』というパッキンの弁が入っております。
現在主流の構造で、従来の『てこ式』(風船のような大きい浮玉のタイプ)と比べると、水圧の影響を受けづらく水切れが良いタンクです。
年代によって部品の位置や形状が違う場合がありますが、基本的な構造はほとんど同じです。

製品の内部を撮影した写真
従来の風船のような浮玉ではなく、小さなお椀上の浮き球 で、浮き球の根元が分解できそうな外観をしています。
目次

内部イメージについて

ざっくり分解するとこんな感じです!
※とっても雑なイラストですみません…良い資料を入手出来たら更新します(^^;)

内部部品をイメージした画像
内部部品のイメージ図です。
水の流れ

タンク内が満水の状態からスタートします。
①『レバーハンドル』を上げる。
②レバーハンドルにつられて『排水弁』が引き上がり、タンクから便器に水が流れる。
③タンク内が空になると『ボールタップ』からタンク内と便器内へ水が入り、タンクが満水になると水が止まる。
※便器内へ入る水は『オーバーフロー管』という水の逃がし管を通して便器内へ送られます。

主要部品の役割と修理について

耐用年数について

そもそも何年位が使用の目安か気になると思います。
業界的には…

  • タンク本体…20年
  • タンク内部品…10年

と言われているようです。
なので、中の部品をメンテナンスしながら、20年位の使用が目安ということになるかと思います!

まぁ…あくまで設計上の目安でしょうから、現実は20年以上経っても使えている方がかなり多いですね。

レバーハンドル』について

水を流す為に排水弁を引き上げる役割をしています。
排水弁とつながっており「大」と「小」で排水弁の動きを調整しています。

レバーハンドルが悪くなると排水弁を引き上げれなくなり「水が流せない」などの不具合が起こります。

修理…使用「15~20年」前後が多いです。
費用…業者さんに頼むと「7000~12000円」前後が多いです。
(あくまでも参考程度でご認識ください)

排水弁(フロート)について

タンクに溜めた水を便器に流す役割をしています。
排水弁に付いているパッキンが、タンクの底でシールして、タンク内の水が抜けないように押さえてます。
レバーハンドルを上げるとつられて上がり便器に水を流します。

排水弁が悪くなると、レバーハンドルとつながっている鎖が切れてしまい、ハンドルを上げても排水弁が上がらずに「水が流せない」や、排水弁のパッキンが水を押さえきれなくなり、わずかにタンクの水が抜けてしまう事で、抜けた分の水を補おうとボールタップが水を出し続けてしまい「タンクの水がチョロチョロ止まらない」などの不具合が起こります。

修理…使用「10~15年」前後が多いです。
費用…業者さんに頼むと「8000~13000円」前後が多いです。
(あくまでも参考程度でご認識ください)

ボールタップ』について

タンクに溜める水の出し止めをしています。
タンク内の水が無くなると浮球が下がり給水弁(ダイヤフラム)が開いてタンクに給水し、満水になると浮球が上がり給水弁が閉じて水が止まります。

ボールタップが悪くなると「タンクに水が溜まらない」「タンクの水がチョロチョロ止まらない」などの不具合が起こります。

修理…使用「10~15年」前後で、ダイヤフラムの交換が多いです。
費用…業者さんに頼むと「15000~20000円」前後が多いです。ダイヤフラムのみであれば10000円以内で済む事が多いです。
(あくまでも参考程度でご認識ください)

『オーバーフロー管』について

ボールタップの故障などで水が止まらなくなった時に、タンクの外に水があふれないように便器内へ排水する役割をしています。

あまりオーバーフロー管自体が壊れたというお話は聞かないですし、私も経験が無いです…。

まとめ・管理人の所感

いかかでしたでしょうか?
ダイヤフラム式タンクは従来型と比べると少し華奢ですが、水切れも良く修理も手軽なので扱いやすいタンクだと思います!
(最近の節水タイプはごちゃごちゃしてて分かりづらいですが…)
個人的には、ボールタップを修理する頃には排水弁もそれなりに痛んでいると思うので同時に修理してしまうのがおすすめです!

以上、「ダイヤフラム式タンクの構造について」でした。
少しでもご参考になると嬉しいです。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる