【まめ知識】トイレの『タンク式』と 『タンクレス式』ってどっちが良いの?

トイレには、『タンク式』と 『タンクレス式』の2種類の構造が有ります。
お客様からも、

『タンク式』と 『タンクレス式』ってどう違うの?
最近タンクレスをよく見るけど実際どうなの??

と、お問い合わせを頂きます。

すごく簡単に言うと…
機能も十分で安価な『タンク式』と、高機能に洗練されたデザイン!だけど少し高価な『タンクレス式
になると思いますが、ここでは『タンク式』と 『タンクレス式』の違いをもう少し詳しくご説明します!

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目次

タンク式トイレとは?

製品の外観を撮影した写真
代表モデル:ピュアレストQR(左)・EX(右)
洗浄使用水量:大4.8L・小3.6L/回
※2021/05現在

『組み合わせ便器』とも言います。
従来型の構造で、背中のタンクに溜めた水でトイレを流します。
シリーズ内でタンクと便器を選び、別で好きな機能のウォシュレットを組み合わせるトイレです。
組み合わせにもよりますが、比較的安価に購入・修理ができます
ウォシュレットが必要なければ、普通便座やウォームレット(温便座)でもOKです。
トイレで一番初めに寿命が来るのがウォシュレット(約10年と言われてます)になると思いますが、ウォシュレットの寿命が来た時もウォシュレットのみで取替が可能です。
また、タンク上に手洗いを付けたり、タンク横にレバーが有ったりと、使いやすいデザインの為、経済的で使いやすいトイレと言えると思います。
反面、タンクが圧迫感を生みトイレを狭く感じさせたり、『タンクレス式』と比べると封水(便器内の水溜り)が狭いため少し汚れやすかったり機能面で劣ったりする場合が有ります。

・修理しやすく経済的で使いやすい!
・組み合わせ次第で本体価格が抑えられる!

・タンクの圧迫感で部屋を狭く感じさせる場合がある。
・『タンクレス式』と比べる清掃性や機能面で劣る場合が有る。

こんな方にお勧め!
  • 見た目や機能よりも、修理が楽で安心して長く使いたい!
  • トイレ内に手洗いが無い為、タンクの上に手洗いを付けたい!
  • 本体価格を抑えて安く設置したい!

代表モデル:ピュアレストQR・EXの違いについて

現状QRとEXの違いですが、個人的にはタンクが四角い(QR)か、丸い(EX)か位の感覚でとらえて問題無いかなと思ってます。
正確には便器やフチの形状が若干違ったりするようですが、決め手となる大きな違いが感じられない為、デザインや金額で考えても良いのかなと思っちゃったりします。
細かな違いが気になる方はこちらでTOTOさんが違いを詳しく解説してくれていますのでご参考にして下さい。

10年を目安にウォシュレットの交換が必要

ウォシュレットの耐用年数が10年と言われている為、10年以降ご使用されたウォシュレットが故障した場合はウォシュレットの取替が必要になる可能性があります。

タンクレス式トイレとは?

製品の外観を撮影した写真
代表モデル:ネオレストAH(左)・RH(右)・DH
洗浄使用水量:大3.8L・小3.3L(eco小3.0L)/回(床排水の場合)
※2021/05現在

正確には『ウォシュレット一体型便器』という構造の中の『タンクレス式』になります。
水道管からの水圧と、補助タンク(隠れて見えない位置にあるのでデザインを損ないません)の2つの水流で流します。
その為、水を溜める時間がほとんど掛からない分タンク式よりも早い間隔で使用できて、使用水量も少ない(節水)です。
そして何より洗練されたデザインで風格が有ります。
機能もTOTO最新の技術が集結されており、凹凸が少なく封水(便器内の水溜り)も広いため、お掃除もしやすくなっております。
また、タンクが無いデザインの為トイレを広く見せてくれる効果も有ります。
反面、停電・断水時にタンク式と比べると少し扱いづらい所が有ります。
また、本体価格や補修部品が高価で、ウォシュレットの寿命である10年を目途にトイレ丸ごとのお取替えも視野に入れた検討が必要になる弱点を持っております。

・デザインが良く高級感がある!
使用水量が少なく、機能も多くてお掃除もしやすい!

・『タンク式』と比べると停電・断水時に操作しづらい。
・ウォシュレットの寿命(10年)のタイミングでトイレ丸ごとの取替が必要に可能性がある。

こんな方にお勧め!

・とにかくかっこいいトイレが良い!
・少しでも節水したい!
・多少維持費用がかかっても、機能が多く少しでも掃除が楽なトイレが良い!

代表モデル:ネオレストAH・RH・DHの違いについて

<AHとRHの違い>
現状AHとRHの違いですが、デザインが四角くてかっこいい『AH』か、丸くてやわらかい印象の『RH』くらいの感覚でとらえて問題無いかなと思ってます。
正確にはRHはAHと比べてフタの断熱効果が少し高いようですが、それ以上にデザインの好みの方が大切かなと思います。
<DHについて>
AH・RHと比べるとシンプルな機能とデザインで少し抑えめの価格帯になっています。
フタの自動開閉機能などは選べませんが、機能も十分でバランス型として人気があります。
違いが気になる方はこちらでTOTOさんが違いを解説してくれていますのでご参考にして下さい。

一体型は少し注意!
10年後の取替えについて事前に知っておきたい事

ウォシュレット一体型便器は、ウォシュレットの寿命が来た時に「ウォシュレットだけ取替」と、簡単にはいかないようです。
機種によっては取替用ウォシュレットが用意されている場合も有るようですが、機能や色が限られていたり、TOTOメンテナンスさんでしか対応できない場合があるようです。
加えてその取替用ウォシュレット自体が高価で、さらに機種によっては便器内にも電気部品が組み込まれている為、便器内部品のメンテナンスも加味すると、トイレ丸ごと取替と変わらない金額になる可能性が有ります。
また、取替用ウォシュレットは補修対応期間も短く、一般品と比べるとサポートの面で少し劣る可能性が有るようです。

私が以前TOTOさんへネオレストの取替用ウォシュレットのお見積もりをお願いした時は、本体・工事・処分代で30万円程(上記便器内部品対応も含む)でした…。

まとめ・管理人の所感

タンク式かタンクレスか…それぞれ優劣が有るので、一概にどちらが良いかは難しいですね。
ですが、違いが分かれば何を重要視するかで『どちらが自分にとって良いのか』決まってくると思います。
もし、私が「家にトイレは1か所。さぁ、どっちをつける!?」と選択を迫られたら、すごく悩みますが…経済的で使いやすいタンク式を付けると思います。
…と言いながら、タンクレスは本当にデザインや機能が良く捨てがたいですよね。
もしトイレが2か所あるなら、メインのトイレはタンクレス、サブのトイレはタンク式にするかもしれません。
余談ですが、インターネットを覗くと、タンクレスでも設置までお願いできて割安で販売されている事が多いみたいですね!

以上、『タンク式』と 『タンクレス式』の違いでした。
少しでもご参考になると嬉しいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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