2005年以降に設置したTOTOのユニットバスで『排水栓の動きが悪い』という不具合が起きたら、もしかしたらこの記事が参考になるかもしれません。
今回は『AFKA071N2/密閉栓』(他2部品有り)という部品の交換で修理出来ました。
作業自体は何とか出来そうと思いましたが…どうもユニットバスのタイプ以外にも、浴槽の仕様などによって部品が変わるようで、部品の特定がTOTOさんじゃないと難しいみたいです。
その為「壊れるとこういう作業が必要になるのか」くらいのイメージでご参考にして頂ければと思います。
早速詳細を見ていきましょう!
※当内容は不具合改善を約束するものではありませんので予めご了承願いますm(__)m
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どんなユニットバスが対象?
フローピア:KGQ1217型(?)
品番はドアの所にラベルが貼ってあります。
下図は違うお風呂ですが、こんな感じでラベルが貼ってあります↓
ユニットバスの大きさやタイプ・浴槽の仕様などで変わるようなので『KGQ1217型』でも該当しない可能性が有ります。
残念ながらこれ以上の特定が出来ませんでした…。
今回の不具合について
排水栓を動かしているレリース(ワイヤー)の動きが悪くなり、下記のような症状が発生します。
- 排水栓が開閉しない。
- 浴槽の水が抜ける。
『まぜるな危険』の洗剤やクリームクレンザーを使った後は注意!
『まぜるな危険』の記載がある洗剤は思っているよりも強力で、よ~く洗い流してあげないとパッキンやプラスチック部品を痛めてしまう可能性が有ります。(パッキンがヨレヨレになります)
クリームクレンザーもよ~く洗い流してあげないと、排水栓の駆動部に残って固まってしまい作動不良を起こす事があるようです。
不具合の関連部品について
今回はメンテナンスの方に排水栓周りの部品交換して頂きました。
●AFKA071N2/密閉栓…浴槽内で水が抜けないようにシールしている栓。
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●AFKA069/メカボックス(一般用)…レリースの動きを排水栓に伝える駆動部品。
●AFKA088N1/レリースAF(L=990)…ボタンと栓を繋ぐワイヤー。
※品番は2021/07現在。
ユニットバスの大きさやタイプ・浴槽の仕様などで変わるようなので『KGQ1217型』でも該当しない可能性が有ります。
残念ながらこれ以上の特定が出来ませんでした…。
作業について
いよいよ作業についてです。
作業前の注意
特に水や電気を止める必要はありません。
周辺に傷をつけないように養生するくらいだと思います。
作業時間
作業立ち合い時間は30分前後でした。
使用した道具
- 小さい吸盤…押しボタンを取り外す際に使用。(手順①)
- ラジオペンチ…メカボックスを取り外し・取り付けする際に使用。(手順③・④・⑦・⑧)
- タコ糸…レリースを取り外し・取り付けする際に使用。(手順⑤・⑥)
※タコ糸は無くても出来るようですが、あった方が安心みたいです。
作業手順
10の工程でご説明していきます。
①押しボタンを取り外します。
小さい吸盤で押しボタンを取り外します。
最悪は強力なテープなどで代用可能?そう??
やった事が無いので分かりませんが…取り合えず引き抜ければ良いみたいです。
②密閉栓を取り外します。
密閉栓をつまんで引き抜きます。
もしもヘアキャッチャーが有ればそれも取ります。
部品交換後ヘアキャッチャーは不要になるようです。(交換部品の微妙な形状変更で相性が悪くなる可能性がある為)
付けても作動不良や水抜けが無ければ付けてても良さそうでした。
③メカボックスを取り外します 。
密閉栓を上下している十字の部品(これがメカボックスというみたいです)をラジオペンチで引き抜きます。
④メカボックスとレリースを切り離します。
メカボックスとレリース(ワイヤー)がねじ込みでつながっている為、ラジオペンチでレリースの根元を掴んでメカボックスを左回しにして切り離します。
⑤古いレリースを引き抜きます。
レリースの先端(排水口側)にしっかりとタコ糸を結び、押しボタン側の軸をラジオペンチでつまんでレリースを引き抜きます。
新しい部品の先端(排水口側)には交換しやすいように樹脂製のガイドワイヤーがあるようなので、タコ糸が無くても交換できるようですが、あった方が楽で確実みたいです。
⑥逆手順でレリースを挿入します。
新しい部品に付いている白い樹脂製のガイドワイヤーの先端に、押しボタン側のタコ糸をしっかり結んで、 引き抜いた時と逆に押しボタン側⇒排水口側へレリースを挿入し、押しボタン部が固定されるまでしっかり奥まで差し込みます。
⑦メカボックスとレリースを取り付けます。
左回しでガイドワイヤーを外して、右回しでメカボックスを取り付け、最後ラジオペンチで軽く締めます。
⑧メカボックスを浴槽へ取り付けます。
位置を合わせて、メカボックスが『ガチッ』とはまるまでラジオペンチでグッと押し込みます。
⑨密閉栓と押しボタンを取り付けます。
排水口側を、メカボックスの軸が上がった状態にして密閉栓が『ガチッ』とはまるまでグッと押し込む。
押しボタン側も同様に『パチン』とはまるまでグッと押し込む。
⑩最終確認
作動確認と少し水を貯めて水が抜けないか確認し異常が無ければ完了です。
まとめ・管理人の所感
「部材が分かれば出来そうなんだけどなぁ」というのが正直な所です。
作業Lv.は2くらいかと思いますが…部品特定が困難な事が残念です(^^;)
ちなみにこの時はTOTOメンテナンスさんから、たしか…20000円(税込)くらいで請求が出てたと思います。
※価格は2021/07現在。
以上、浴槽ワンプッシュ排水栓交換でした。
少しでもご参考になると嬉しいです。
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