2000年頃以降に設置したタンク式トイレで『便器の中に水が流れっぱなし』という不具合が起きたら、
もしかしたらこの記事が役に立つかもしれません。
『HH0703R/レバーハンドル』という部品で直します。
ここでは『SZ727/手洗付密結形ロータンク』というタンクを例に、その不具合を修理した時の詳細を見ていきたいと思います!
※当内容は不具合改善を約束するものではありませんので予めご了承願いますm(__)m
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どんなタンクが対象?
今回修理した『SZ727』が住宅会社向けの物のようで内部部品が『COM-ET』で確認ができませんでしたが、タンク内が下画像のような外観の場合は『SZ727』と同じ構造の場合が多い為、当記事と同様の修理になる可能性が高いです。
タンク内部がこんな感じで…
こんなレバーハンドルが付いてたら同じ可能性が高いです。
下記リンクにTOTOさんの部品検索サービスの使用方法を載せてますので参考に品番確認してみて下さい。
今回の不具合について
今回は完全にレバーハンドルが折れてしまっていましたので、レバーハンドル交換で直りそうですね。
不具合の関連部品について
今回は『レバーハンドル』で修理していきます。
COM-ET HPより引用
●レバーハンドル…HH0703R/レバーハンドル
*Amazonプライムの会員登録はこちら*作業について
いよいよ作業についてです。
ざっとした流れは、
タンクふた等の外装品を外す⇒レバーハンドルを交換する⇒逆手順で戻す
といった流れになります。
細かく見ていきましょう。
作業前の注意
念の為に元栓か止水栓で水を止めて下さい。
コンセントが有れば念の為に抜いてから作業する事をおすすめ致します。
水を止める理由
水を止めずに作業してしまい家中が水浸しになったお客様を何度か目にしています。
もう本当に目も当てられませんでした…水は止めましょう。
器具の止水栓は極稀ですが折れたりする事が有るので、固くて回らない場合や、ぐらつきが激しい場合は無理をせず家の水道メーターで止めるのが良いと思います。
タンク内の水を抜く理由
慣れない作業だと外した部品をタンク内に落とす事が有ります。
拾えば良い話なのですが、拾おうとタンク内に手を入れて探ったりしていると、
何かの拍子に排水の弁が開いて落とした部品が便器へ流れて取り出せなくなってしまう事が有ります。(経験談)
私のようなドジっ子で無ければ良いのですが、タンクの水は抜いた方が安心だと思います。
作業時間
私が作業する時は10分前後が多いです。
使用した道具
・モンキーレンチ…レバーの取り外し・取り付けに使用。
作業手順
当時のタンクの施工書を見たらすごく分かりやすいですね…
ですが、せっかくまとめたので、書いていきます。
COM-ET HPより引用
①安全確認します。
元栓か止水栓で水を止めて、タンク内の水を抜きます。
(ウォシュレットなどのコンセントが有れば念の為にコンセントも抜きます)
②『タンク蓋』と『樹脂カバー』を外します。
- タンク蓋は置いてあるだけなので持ち上げて外します。
- 樹脂カバーもはまっているだけなので上に持ち上げて外します。
③『レバーハンドル』から『排水弁』を外します。
『レバーハンドル』から『排水弁』を外します。
この時、外した穴の位置を覚えておきます。
※最悪覚えていなくても、何とかなりますので大丈夫です。下でご説明します。
④古い『レバーハンドル』を取り外します。
白い樹脂のナットにモンキーレンチを掛けて左回しで緩めると外れます。
⑤新しい『レバーハンドル』を取り付けます。
取り付けは、スペーサー(黒)の『上』印と、レバーハンドルの『上』印の向きを合わせて、タンクを挟むように取り付けます。
樹脂ナット(白)も嵌めて、まずは手締め⇒モンキーレンチで『軽く』増し締めします。
モンキーレンチで締め付ける際は、締め付け過ぎないように力加減に注意して下さい。
※締め付け過ぎると、作動不良を起こしたり、レバーハンドルが折れたります。私はモンキーレンチで軽めに『ギュッ』と締めて、手で揺るまなければOKにしてます。
当時は特にレバーの締め具合について記載がないようですが、最近のタンクの施工書には記載があります。
恐らく「締めすぎて壊れた」とか「緩くて外れた」とか色々あったんでしょうね…。
COM-ET HPより引用
⑥『レバーハンドル』に『排水弁』を取り付けます。
③で外した排水弁を取り付け、『カチッ』となるまでピンを差し込みます。
COM-ET HPより引用
⑥逆手順で復旧して下さい
樹脂カバーやタンクの蓋を逆手順で戻していきます。
⑦最終確認
作動確認と水漏れ確認し異常が無ければ完了です。
まとめ・管理人の所感
あれもこれもと書いたら長文になってしまいました。
ややこしく感じられたかもしれませんが、しっかり水を止めて落ち着いてやれば難しくない為、おすすめの修理です!
記事を読んでなんとなくイメージできる方は挑戦してみても良いかもしれませんね!
今回は10000円程のご請求だったと思います。
以上、レバーハンドル交換でした。
少しでもご参考になると嬉しいです。
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