2000年頃以降に設置したタンク式トイレで『トイレが流すと水が漏れる』という不具合が起きたら、
もしかしたらこの記事が役に立つかもしれません。
『HH0705/手洗金具』という部品で直します。
ここでは『 SH91BA/防露式手洗付密結形ロータンク』というタンクを例に、その不具合を修理した時の詳細を見ていきたいと思います!
※当内容は不具合改善を約束するものではありませんので予めご了承願いますm(__)m
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どんなタンクが対象?
SZ727・SH31BA型・SH33BA型・SH81BA型・SH91BA型・SH93BA型・SH351BA型・SH381BA型・SH391BA型・SH475BA型・SH561BA型・SH565BA型・SH671BA型・SH681BA型 ほか多数。
COM-ET HPより引用
上記品番はCOM-ETで確認しましたが、まだ適合する機種はありそうな気がします。
上に品番ごとのリンクを設置してますので、リンク内の『分解図』から間違いないか確認してみて下さい。
『SZ727』は、情報が出ませんでしたが、過去対応してOKでした。
『SZ727〇〇』など末尾に英数字が入る場合は確認できてませんので注意して下さい。
上に品番が乗っていないものはこちらをご参考頂き検索してみて下さい↓
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今回の不具合について
まずは床や便器の周りが濡れてきて水漏れに気づきます。
水の経路としては、手洗金具が折れたりヒビが入る事で、青矢印のように水が漏れ、陶器タンクの内壁を伝って床に漏れ出します↓
別記事でご紹介している『整流ジャバラ補修ユニット』の漏水とよく似た漏れ方をしますが、タンク蓋にある穴から水が出てきたら、手洗金具が怪しいですね↓
不具合の関連部品について
手洗金具を手配します。
COM-ET HPより引用
●手洗金具…HH0705R/手洗金具/¥2,700(税込¥2,970)
※価格は2023/05現在。
なんだか『HH0705』⇒『HH0705R』に改新が入ったようですが、何が違うか分かりませんでした↓
『HH0705』商品図・『HH0705R』商品図より引用
取り外した部品と新品の比較です↓
作業について
いよいよ作業についてです。
⑥の工程でご説明させて頂きます。
細かく見ていきましょう。
作業前の注意
タンクのふたを外した状態でレバーや内部部品にぶつかってしまったりすると、水が噴き出る可能性が有る為、念の為に元栓か止水栓で水を止めておくと安心です。
また、ウォシュレットなどがあれば、誤作動防止の為、念の為にコンセントを抜いてから作業する事をおすすめ致します。
作業時間
私が作業する時は5~10分前後が多いです。
使用した道具
- マイナスドライバー…止水栓で水を止める場合に使用。
- ウォーターポンププライヤー…古い手洗金具が固く、ナットが手で取り外しできない場合に使用。(手順③)
古い物はナットが六角になっている場合が多い為、その場合はモンキーレンチでも対応可能。
作業手順
①安全確認します。
タンクのふたを外した状態でレバーや内部部品にぶつかってしまったりすると、水が噴き出る可能性が有る為、念の為に元栓か止水栓で水を止めておくと安心です。
ウォシュレットなどがあれば、誤作動防止の為、念の為にコンセントを抜いてから作業する事をおすすめ致します。
②タンクのふたを外します。
タンクのふたを持ち上げて外します。
③古い手洗金具を取り外します。
ここまで割れてたら関係ないですが、普通はつながっているので、ナットを反時計回しで外して手洗金具を取り外します。
④新しい手洗金具を取り付けます。
手洗金具の水の出口とタンクの穴の位置を合わせて…
タンクとナットの間にスリップワッシャーを挟んで、新しい手洗金具を取り付けます。
⑤タンクのふたを戻します。
手洗い管(オレンジ)に手洗金具を被せるようにふたを戻します。
⑥最終確認
作動確認と水漏れ確認し異常が無ければ完了です。
まとめ・管理人の所感
そこまで難しい修理ではない為記事を読んでなんとなくイメージできる方は挑戦してみても良いかもしれませんね!
あまりない修理ですが、手洗いの汚れが気になったり、ネジの所が腐食していたりしたら、予算が取れるなら交換を考えても良いと思います。
以上、手洗金具(HH0705)交換でした。
少しでもご参考になると嬉しいです。
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